攻めるのが得意な人がいれば、守るのが得意な人もいる。
攻めるのが得意な人は守りが苦手な人が多い。
逆もまた真なり。
新しいことに興味を持ち、未知なる世界を前にわくわくする人がいれば、言葉を失い呆然とする人もいる。
決められたルールを着実に守り、効率の良い手順を確実に、間違うことなく丁寧に実行することが得意な人がいる一方、決められたレールの上を走ることがどうしてもできない人がいる。
どちらが偉い、優れているという話ではない。
人それぞれには特長があり、得手不得手があるということ。
攻める人を守備の位置につけるのは得策とは言えないし、守る人を攻撃陣に加えることも褒められた策とは言い難い。
頭では簡単にわかることなのに我々は至る所で普通に行っていて互いに理解できず、互いに文句ばかり言い合っている。
新規開拓は、未知なる世界にわくわくする人を充てればいい。
事務処理は、ルーティーンワークにやりがいを感じる人に任せればいい。
羽アリには羽アリにしかできないことを、
働きアリには、働きアリにしかできないことを。